私は、匂いや香りに敏感で、小さい頃からなんでもすぐに鼻を近づけ、クンクンと嗅いでしまいます。
今は、アロマテラピーに興味深々、香りの持つ力(パワー)を絶賛勉強中です。
さて今日は、匂いとセールスプロモーションのお話です。
スーパーマーケットに入った瞬間、焼きたてパンの香ばしい匂いや、ジューシーな肉の焼ける匂いが鼻をくすぐり、思わず足を止めてしまう。そんな経験、皆さんもきっとあるのではないでしょうか。実はこれ、偶然ではなく、マーケティング戦略によるものだと知ってますか。今回は、匂いがどのようにして私たちの購買意欲を刺激するのか、販促へどのように匂いを活用できるのかをお伝えします。
匂い(香り)の情報が、脳に到達するまでの時間は、わずか0.2秒とも言われています。視覚や聴覚よりもはるかに速く、ダイレクトに大脳辺縁系へと伝達されます。大脳辺縁系とは、感情、記憶、そして本能的な行動を司る場所。つまり、匂いは意識するよりも先に、ダイレクトに私たちの感情や欲求に直接訴えかけることができるのです。
大脳辺縁系は「本能の脳」とも呼ばれ、食欲や性欲といった人の根源的な欲求と深く結びついています。ですから、美味しそうな匂いを嗅ぐと、理性的な判断よりも先に、「食べたい!」という欲求が生まれるのです。これは、私たちがまだ動物的な本能を持っていた頃の名残であり、生存本能に直結する反応でもあります。私たちは無意識のうちに、食べ物の匂いを嗅ぎ分け、自身の安全性を判断しています。例えば、腐敗した食べ物の匂いを嗅ぎ分け、食中毒を避けることができるのは、この嗅覚のおかげなのです。
これらの嗅覚の特性を巧みに利用し、戦略として販促に活かすことができます。スーパーマーケットやショップなどでは、様々な工夫をしてお客様の購買意欲を刺激しています。
これらの香りは、単に偶然漂っているのではなく、実は計算されたマーケティング戦略の一環なのです。
つい、スーパーマーケットの入口でよく見かける、焼き鳥キッチンカーの匂いにつられて買ってしまう私は、まんまと匂いの戦略にハマっています(笑)。
匂いや香り(嗅覚)は、私たちの生活を豊かにするだけでなく、記憶や感情と深く結びついています。マーケティングの視点だけでなく、日常生活においても、嗅覚を意識することで、新たな発見や喜びを見つけられそうです。
この機会に、匂い(香り)に意識を向けて、どんなことができるか、考えてみるのもオススメです。
Sales Promotion Adviser M.Minamide
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