
昨年末、師走の忙しさで余裕がない生活を送っている最中に、地ビールの頒布会で年間申し込みしているブランドから、12月分商品が届いた。
商品と一緒に同封された添書には、「今月は、地元で栽培している早摘みレモンの皮を使用したビールです。年末の慌ただしい中、ほっと一息ついて頂ければ幸いです。」とコメントが添えられたいた。私の心情を察しているかのような言葉とフレッシュで芳醇なビールの味わいにとても心が癒された一時を過ごす事ができた。
このブランドの社是は「よっぱらいは日本を豊かにする」である。
仕事の調べものをした際にネットで出会い、その愉快なメッセージに惹かれて定期購入をしている。
毎月の頒布商品とは別に、春と秋の年に2回「○○通信」というブランドの日常を綴った冊子も送られてくる。神奈川県の酒蔵なので、直接店に行く事はなかなか出来ないが、お酒を通しての地元を元気にしている取り組みやコラムなどが掲載されており、その記事を読むことも楽しみになっている。
優れたブランドは商品だけでなく、こうした顧客との対話を大切にしている。それによって自社のストーリーテリングや価値観を伝え、共感してもらい、顧客との強固な関係性を構築していると思う。
私自身がこのブランドから毎月元気をもらっている体験をヒントに、お客様や自社のブランド構築の際にも、「対話」をもっと意識してみたい。
Brand Control Adviser T.SAITO

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