高齢者のデジタルデバイド

デジタルデバイドとは 「情報通信技術IT (特にインターネット)の恩恵を受けることのできる人とできない人の間に生じる経済格差」

総務省「令和4年年通信利用動向調査」によると日本のスマートフォンの保有率は77.3%%で、70代のスマートフォンの保有率は60.6%となっており、80歳以上では27.3%と全体の保有率より低かった。

多くの人にスマートフォンが普及したことで、スマートフォンを活用した便利な生活が注目させているが、高齢者は利用に慣れているフィーチャーフォンからわざわざ利用料金が高いスマートフォンに移行するメリットを実感できず保有率が低いようだ。また、情報漏洩や詐欺被害等の不安も付き纏う。

最近はキャッシュレス決済やタクシー配車など、多くの生活系サービスがスマートフォンの利用を前提にしたものになっている。利用できなければ生活系サービスの恩恵を受けられない。利用推進のためにリアルタイムでの情報発信や特典の進呈、割引などが行われており、高齢者の知らないところでデジタルデバイドが起きている。

生活系サービスの恩恵を受けるためには、スマートフォンを保有しそのサービスを利用しなければならない。 スマートフォンを利用できる範囲を徐々に広げ、安全に安心して利用できるようになることが望ましく、家族のサポートや行政、民間、ボランティアなどの支援を活用し、不利益を被らないようになってほしいと思う。

情報を発信する想いとデジタルが苦手な高齢者をつなぐきっかけをつくり、高齢者のデジタルデバイドを少しでも無くし社会に貢献したい。

Sales Promotion Adviser : masahiro ashino


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