
うちの夫は「販促にとても素直」なタイプです。
通販で買った商品のレビューを書いて、もれなくもらえるプレゼントには必ず応募。
コンビニの“もらえるクーポン”もしっかりチェック。
タバコの箱についている二次元コードも、こまめに読み込みポイントを貯めます。
一方の私は、「好きなものしかいらない」派。
安くても、無料でも、“自分が好きなものかどうか”の方が大事です。
私がオムツについているポイントを貯めずにいたことが夫にバレると、怒られるほどで、私はそれが理解できませんでした。(ポイントを貯めても、プレゼントは抽選だから当たらない──そう思っている私にとっては、貯める手間の方がストレスなのです。)
この違い、日常ではちょっとした温度差ですが(笑)、セールスプロモーションの本質を考えるうえでは、意外と深い示唆があると思います。
夫はまさに“動かされる”タイプ。「お得」「限定」「もらえる」などの言葉に反応して行動してくれる、企業にとっては理想的な顧客です。一方の私は、“納得して動きたい”タイプ。好きなもの・欲しいものが安くなっていたらもちろんうれしいけれど、
「〇〇円以上で◯◯がもらえる」や「レビュー投稿で粗品プレゼント」にはまったく興味がありません。欲しくもないものが増えることのほうが、むしろストレスなのです。なので、夫が、お得とは言え、今必要ではないものを手にしているのを見ると、いつも不思議に思っていました。けれど最近、その違いは単なる“買い物のスタイル”ではなく、“満たされ方”の違いなのかもしれないと思うようになりました。
夫は「得をすること」で満たされ、
私は「納得して選ぶこと」で満たされる。
販促の世界でも同じです。“人を動かす”ことだけを目的にしてしまうと、一瞬の購買は生まれても、心に残る満足は生まれません。
販促の目的は「人を動かすこと」だけではありません。動かしたあとに、「買ってよかった」「なんだかうれしい」と思ってもらえる体験をつくること。そして、その積み重ねによって、そのブランドや商品の“ファンになってもらうこと”。それこそが、セールスプロモーションの本当の価値だと思います。
夫のように“動かされて買う人”にも、私のように“納得して選ぶ人”にも、それぞれの満足が生まれるお手伝いができたら。販促は“人を動かす”だけでなく、“人を満たす”もの。そう考えると、プロモーションの仕事は、単なる「売るための仕掛けづくり」ではなく、人の気持ちを少し豊かにする“創造”でもあるのかもしれません。
SPA/Designer K.Ichikawa

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2026.02.03
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2026.01.30
2026年の幕開けから、早くも三週間が過ぎ去ろうとしています。
1月。それは受験生にとって、一年で最も冷たく、そして最も熱い季節の到来です。
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2026.01.15

2025.12.26
みなさんは、
「形から入るタイプ」ですか?
それとも「中身や本質から入るタイプ」ですか?
わたしは、完全に「形から入るタイプ」です。
「形から入るタイプ」と聞くと、
物事を始める際に、
その本質や内容よりも、見た目や体裁を先に整えることで、
モチベーションややる気を高めて行動につなげる人!
というイメージがありませんか?
わたしの場合、その傾向は、
ものを選ぶとき(購入を決めるとき)の判断基準にも表れています。
① 形(見た目・自分のライフスタイルにマッチするか)
② 中身(性能・品質)
③ 値段
(+αで背景やストーリーなど)
①②③すべてに納得できたときだけ、購入を決めます。
中身が良くても、見た目が好みでなければ選びません。
見た目が良くても、中身が伴っていなければ選びません。
「他に良さそうなのがないから、これでいっか!」
という妥協も、できるだけしたくありません。
ECサイトやホームページ、チラシなどでも、
これまで特に関心のなかった商品なのに、
「デザインがいい」というきっかけから、
中身を知りたくなることがあります。
スーパーの野菜売り場で、
農家さんの写真や言葉が丁寧に添えられているだけで、
少し高くても「ちゃんと選びたい」と感じることもあります。
この感覚は、たぶんこれからも変わらないと思います。
「形から入るタイプ」というと、
「形より中身でしょ!」という声があると思います。
しかし、形が整うことで、やっと中身に向き合えるなら、
わたしはそれもひとつの方法だと思っています。
理想やブランディングも同じで、
どれだけ強い想いや価値があっても、
伝わる「形」がなければ、その「中身」まで届きません。
このことから、わたしは、
形は、中身への入り口だと思っています。
そう考えると、
形から入るタイプでも、悪くないですよね??

2025.12.05
「このキャラに救われた」「この作品に人生を変えられた」―自分の好きなアニメ・ゲームをSNSで検索してみると、そんな言葉で感想を綴っている人たちを見かけることがあります。