「ファンになる」瞬間から学んだ
発信し続けることの大切さ

外出から帰宅すると、私はまずTVモニターの電源を入れます。
テレビ番組を見るのではなく、その時々の気分で好きな映画のDVDを観たり、最近ではYouTubeを観たりすることが習慣です。

そんなある日、国内のある服飾ブランドの動画に出会いました。

その動画で語られていたのは、業界の古い慣習や悪循環から脱却し、「自分たちはこうありたい」という未来へ向かう強い意志でした。ビジョンや現在の取り組みを生き生きとした表情で語る社長の人柄に、私は強く惹きつけられました。その想いに共感すると同時に、この会社が手がけるブランドや商品は、信念の通った素敵なものだということが伝わってきて、一気に好感を抱いたのです。

ここで改めて痛感したのは、発信の大切さです。
どんなに良い商品やサービスも、知ってもらえなければ、お客様にとっては「存在しない」のと同じです。少し発信しただけで効果がないと諦めるのではなく、一貫した姿勢で、長期的に、辛抱強く発信し続けること。今回の出会いは、その重要性を再認識させてくれました。

実際、その社長は動画の最後に必ず同じフレーズを使っていました。繰り返し見るうちに、私自身もその言葉を覚えてしまうほど。これもまた、ブランディングであり、一貫した発信のひとつのかたちなのでしょう。

折しも、私が所属するプロジェクトでも、提供中のサービスをより多くの人に知ってもらうための施策を議論している最中です。今回の出来事を通して、ブランディングとは「想いを言葉にして発信すること」、そして「発信し続けること」に他ならないと、改めて胸に刻みました。

BCA / Designer  K.Sato


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