「雨の日は車を磨いて」(五木寛之著)が好きだ。古い車に雨は大敵だけれど、非常にドラマチックにもなる。
この日某イタリア車でクラシックカーラリーに参加していた。2日間かけて400kmの工程を走るラリーだ。晴れたり雨降ったり忙しい天気ではあったがトラブルもなく無事ゴールにたどりついた。トラブルはないといったものの、雨漏りがするとか室内が曇るとかは通常モード。早池峰山越えの際の豪雨は想定外だった。ワイパーが、なめくじが歩くような速度でしか動かない。まるで雨に追いつかない。撥水剤はもちろん塗布済だが、全く追いつかない。
運営スタッフから「ワイパーの調子悪そうで大変でしたね」と声をかけられるものの、故障ではなくこの時代のイタリア車の標準装備なのは内緒だ(他オーナーの車で検証済)。車を実用度で測るなら赤点必須である。
それでもこんな大変な思いをしても乗る理由は、とにもかくにもひとえに「楽しい」からに尽きる。「楽しい」という価値は無限大だ。「楽しい」の前には「大変」すらもスパイスのひとつに過ぎない。
価値は大きく分けて2つある。
機能的価値と情緒的価値。
機能的価値は、品質・スペックなど対比や説明がしやすい基本価値。
情緒的価値は、物語・感情などココロを豊かにする価値。
機能的価値は数値化しやすいけど情緒的価値は主観的ゆえどうにも説明しにくい・・・
古い車が好きな理由は圧倒的に後者だ。
雨のイタリア車ほど運転して大変なものはないけれど、昔、雨の東北道で真紅のフェラーリテスタロッサに追い抜かれたことがある。盛大な水煙を立てながら、尾をひいて遠ざかっていく赤いテールランプがロマンチックで心がメロメロに崩れ落ちそうだった。
これぞ情緒的価値の真髄である。
Brand Control Adviser A.MAEDA
NEW
2025.01.08
2024.12.23
あなたの会社では、新しい商品やサービスを開発する際に、ベンチマークを行っていますか?
近年、市場には数え切れないほどの商品やサービスが登場し、消費者の選択肢はかつてないほ
ど多様化しています。
この激しい競争の中で、よりよい商品やサービスを提供していくためには、競合他社との比較を行
い、自社の強みや弱みを明確にし、市場における自社の立ち位置を把握する必要があるといえま
す。
そこで活用したいのが、ベンチマークです。
ベンチマークを行うことで得られるメリットは下記のとおりです。
◯競合製品との比較を通して、自社製品の優位性や改善点を客観的に把握できる。
◯競合製品がどのようなニーズに応えているのかを分析し、自社製品の改善に活かすことができ
る。
◯競合製品の良い点を参考に、自社製品の差別化を図るための新しいアイデアを生み出すこと
ができる。
◯競合製品の価格設定を参考に、自社製品の最適な価格を設定することができる。
◯競合製品のマーケティング戦略を分析し、自社のマーケティング戦略を改善することができる。
実際に競合製品を購入してみたり、サービスを体験してみて直接比較することや、
カタログやweb、口コミなどから情報を収集して比較することも立派なベンチマークといえます。
”目標”を目的地とするならば、”ベンチマーク”は地図に例えることができます。
地図(ベンチマーク)で自社の現在地と目的地までの経路を示し、どのくらいの位置にいるかを確
認し、目的地(目標)に向かって進んでいくことで、効率的に目標達成に近づいていくことができる
のです。
商品やサービスに限らず、自分自身においても周囲の優れた事例に学び、常に前向きな気持ち
を大切にしながら自己成長に励んでいきたいと思います。
Sales Promotion Advisor T.SAITO
2024.12.19
普段スーパーで200円のリンゴを購入している人も、贈答品として購入する場合、2~3倍、あるいはそれ以上の価格で購入している。品質(等級)が違うものの価値に価格が見合えば、高い価格でも購入する。消費者が満足していれば良いのだ。
2024.12.02
「ターゲットを若返らせたいから、チラシのデザインを若い人向けにしてほしい」
「折り込みチラシを打ったが、今年は集客がイマイチだった…」
印刷会社だったFLOTには、よくこのようなご相談をいただきます。
2024.11.16
FLOTでは、ソリューションサービスの一つ、中小企業向けトータールブランディングのサービス内容を見直し、この度名称も「+BRANDING(プラス・ブランディング)」と新たにし、サービス内容を全面リニューアルいたしました。