「社員を主役に、企業が変わる。」を標榜する、弊社のインナーブランディング・ソリューション「+ブランディング」。
各企業様でインナーブランディング・プロジェクトの推進を担っている筆者が先日、2023年1月から担当している建築塗装関連の企業様の元で、コーポレートスローガンの提案を行ってきた。
当日の提案には、社長をはじめ、5名の社員さんたちに参加していただいた。
数カ月前から、トップヒアリング〜ブランドピラミッド構築までを、創業者である社長に伴走しながら実施しており、当日はコーポレートスローガンの説明・提案という流れだった。
※ブランドピラミッドの内容については、事前に社長から社員さんたちへ伝達・説明していただいている状態だった。
ただし、それでも「コーポレートスローガンを提案します。ハイ提案しました。ハイみなさんで決めてください」とは、いかない。
コーポレートスローガンを決めることはできても、果たしてそのコーポレートスローガンなるものが、社員さんたちにとって「今後どんな役割を持ち、何のためにあるのか、どんな効果があるのか」を理解してもらわないままに決まってしまえば、一時的には社内が盛り上がるかもしれないが、社員さんたちに自分ゴト化してもらえずに、形骸化してしまう可能性は大いにある。
もちろん、コーポレートスローガンが形骸化しないようにするためには、決定後の運用が大いに鍵を握るのだが、その導入(インストール)においても、細心の注意を払いたいと考えた。
そもそも「コーポレートスローガンとは、何なのか」がわからなければ、自分たちが今日何を提案されているかも、わからなかっただろう。
そこで、
①事前に社長と構築したブランドピラミッドについてのおさらい
②コーポレートスローガンとは(他社の事例付き)
③コーポレートスローガンの目的・役割
④コーポレートスローガンの効果
⑤コーポレートスローガンの選定・絞り込みにあたってのアドバイス
までを、簡潔に行った上でコーポレートスローガンの提案を実行した。
下記では、筆者が「+ブランディング」の講義でコーポレートスローガンを提案する際に使用している資料から引用し、今回このコラムでは特に重要な②③について説明したいと思う。
まず、②コーポレートスローガンとは、何か。
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・私たちの会社は、こういう会社。
・私たちの会社は、こういうことを大切にしている。
・私たちの会社は、将来こうなっていきたい。
・私たちの会社は、こういう考え方で事業(仕事)をしている。
といったように、ブランドコンセプトをベースにしながら、企業の「考え方」「想い」「ビジョン」「マインド」「スタンス」「姿勢」等を大きな視点で捉え、社内外に発信していくために一言に凝縮して言語化したもの(メッセージ)です。
※コーポレートスローガンの定義は諸説ありますが、筆者はこのように考えています。
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たとえば、コーポレートスローガン構築をお手伝いした弊社のお客さまである
アスヲ様であれば、「明日を、想う。」
日の丸ディスプレー仙台様であれば、「応えていく、越えていく。」
丸俊様であれば、「人を、◯に。」
スマイルモータース様であれば、「遊び心を走らせよう。」
になる。
こうした具体的に弊社のお客さま事例を例に挙げながら、「これが、この部分がコーポレートスローガンです」と示すことができたのは、とてもわかりやすかったと思う。
※詳細については、弊社WEBサイト内の「事例いろいろ_中小企業向けトータルブランディング(https://flot.co.jp/case-study/total/)」をご覧いただきたい。
そして、③コーポレートスローガンの目的・役割は、どんなところにあるのか。
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【目的】
社員の方々に、企業の「考え方」「想い」「ビジョン」「マインド」「スタンス」「姿勢」等や、自分たちの企業の強みや目指すものをしっかりと認識してもらい、それを日々胸に抱き、誇りを持って、強い想いを持って、日々の仕事に取り組んでいただく。
【主な役割】
コーポレートスローガンは、社員・役員・経営者の想いを一つにする役割も持ち、企業の構成員(社員・役員・経営者)が、「同じ想い」の下で考え、一人ひとりが主体的に行動していくことができるように、企業・社員の考え方の軸になるもの。
【さらなる役割】
企業内のほか、顧客・取引先・協力会社・地域に対して、企業の「考え方」「想い」「ビジョン」「マインド」「スタンス」「姿勢」等を伝えていく役割も併せ持つ。こうした意味では、社員も含めたあらゆるステークホルダーに向けたメッセージとなる。
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講義ともなれば、約30分となかなかのボリュームになってしまうような内容だが、提案前後に、こうした目的・役割をインプットされているかどうかで、コーポレートスローガンの受け止め方も、選定の仕方も、大きく変わるのではなないだろうか。
当たり前のことなのだが、コーポレートスローガンは、つくって終わりではないし、飾りでもない。
それは、ステークホルダーに対して、そして自分たち自身に対して、自分たちの約束や使命を凝縮した合言葉として掲げ、発信を継続しながら、企業も社員も経営者もコーポレートスローガンを日々携えて、自分たちの行動の軸になるものとして機能させていく必要がある。
もちろん、コーポレートスローガン単体でブランディングなどできるはずもないが、コーポレートスローガンは、社員と経営者を一つの方向へと向かわせるチカラを持っており、その後のインナーブランディングやアウターブランディングにおいて、起点となる役割を担っていくことは間違いないだろう。
インナーブランディング・ソリューション「+ブランディング」では今後も、「社員を主役に、企業が変わる。」をコンセプトに、企業において社員と経営者が一つになり、めざす未来へ向かうためのお手伝いをしていきたい。
では、また。ある日に…。
Creative director, Planner & Copywriter OKADA Kenya
※冒頭の写真は、弊社のコーポレートスローガンの一部であり、今回登場する「建築塗装を主事業とする企業様」のコーポレートスローガンとは、一切関係ありません。

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2026.01.30
2026年の幕開けから、早くも三週間が過ぎ去ろうとしています。
1月。それは受験生にとって、一年で最も冷たく、そして最も熱い季節の到来です。
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2026.01.15

2025.12.26
みなさんは、
「形から入るタイプ」ですか?
それとも「中身や本質から入るタイプ」ですか?
わたしは、完全に「形から入るタイプ」です。
「形から入るタイプ」と聞くと、
物事を始める際に、
その本質や内容よりも、見た目や体裁を先に整えることで、
モチベーションややる気を高めて行動につなげる人!
というイメージがありませんか?
わたしの場合、その傾向は、
ものを選ぶとき(購入を決めるとき)の判断基準にも表れています。
① 形(見た目・自分のライフスタイルにマッチするか)
② 中身(性能・品質)
③ 値段
(+αで背景やストーリーなど)
①②③すべてに納得できたときだけ、購入を決めます。
中身が良くても、見た目が好みでなければ選びません。
見た目が良くても、中身が伴っていなければ選びません。
「他に良さそうなのがないから、これでいっか!」
という妥協も、できるだけしたくありません。
ECサイトやホームページ、チラシなどでも、
これまで特に関心のなかった商品なのに、
「デザインがいい」というきっかけから、
中身を知りたくなることがあります。
スーパーの野菜売り場で、
農家さんの写真や言葉が丁寧に添えられているだけで、
少し高くても「ちゃんと選びたい」と感じることもあります。
この感覚は、たぶんこれからも変わらないと思います。
「形から入るタイプ」というと、
「形より中身でしょ!」という声があると思います。
しかし、形が整うことで、やっと中身に向き合えるなら、
わたしはそれもひとつの方法だと思っています。
理想やブランディングも同じで、
どれだけ強い想いや価値があっても、
伝わる「形」がなければ、その「中身」まで届きません。
このことから、わたしは、
形は、中身への入り口だと思っています。
そう考えると、
形から入るタイプでも、悪くないですよね??

2025.12.05
「このキャラに救われた」「この作品に人生を変えられた」―自分の好きなアニメ・ゲームをSNSで検索してみると、そんな言葉で感想を綴っている人たちを見かけることがあります。

2025.12.03
「もっと効率よくできたらいいのに」
「もう少し時間があれば、新しいことに挑戦できるのに」
そんな想いを抱えながら、私は今日も目の前の仕事に追われている。
“やらなきゃいけないこと”をこなすだけで、一日があっという間に過ぎていく。
気づけば、業務の改善や新たなことに挑戦する時間はほとんどない。