フロットの隣に田宮印刷の印刷工場があるので、少し変わった印刷や特色インキを使用する際は、デザイナーが立ち合えます。
そのため、印刷の現場で細かい刷色の調整や品質の確認が可能です。
とある宮城の大学広報ツールは銀をメインカラーにメタリックカラーを多用しています。
2年間同じ銀インキだったので、大学案内2022では新しい銀色をつくりました。
銀インキを変更するだけでもよかったのですが、色見本では黄色味が強い印象だったので、2種類の銀インキを用意してもらい、3パターンの配合率でテスト印刷を行いました。
どの色も想定以上に品の良い色味で満足いくテスト結果でした。最終的に2種類の銀インキを1:1で混ぜた色で本印刷しました。
前回の銀色からの変化をなだらかにして、インキを練るオペレーションでエラーを発生させないためです。
このテスト印刷のときに文字のヌキ合わせのテストもこっそりしていたのですが、印刷オペレーターの方には本番ではやめてくださいと釘を刺されてしまいました。
金や銀のインキは着色剤として金属粉を用いているため、印刷乾燥後にも擦れやひっかきに弱い側面があります。そのため全面にニスを上から印刷して、それらを防止する対策をとっています。
さらに大学案内のような印刷部数が多い冊子は、運送時により荷重がかかり擦れなどが発生しやすくなるので、当社では銀インキに硬化剤を使用して安定した品質を確保しています。
デザイナーのわがままと、見えないお客さまのために、
確かな技術と、確かな品質で応えてくれる工場の皆さまには感謝しかありません。
Designer koba
NEW
2024.12.23
あなたの会社では、新しい商品やサービスを開発する際に、ベンチマークを行っていますか?
近年、市場には数え切れないほどの商品やサービスが登場し、消費者の選択肢はかつてないほ
ど多様化しています。
この激しい競争の中で、よりよい商品やサービスを提供していくためには、競合他社との比較を行
い、自社の強みや弱みを明確にし、市場における自社の立ち位置を把握する必要があるといえま
す。
そこで活用したいのが、ベンチマークです。
ベンチマークを行うことで得られるメリットは下記のとおりです。
◯競合製品との比較を通して、自社製品の優位性や改善点を客観的に把握できる。
◯競合製品がどのようなニーズに応えているのかを分析し、自社製品の改善に活かすことができ
る。
◯競合製品の良い点を参考に、自社製品の差別化を図るための新しいアイデアを生み出すこと
ができる。
◯競合製品の価格設定を参考に、自社製品の最適な価格を設定することができる。
◯競合製品のマーケティング戦略を分析し、自社のマーケティング戦略を改善することができる。
実際に競合製品を購入してみたり、サービスを体験してみて直接比較することや、
カタログやweb、口コミなどから情報を収集して比較することも立派なベンチマークといえます。
”目標”を目的地とするならば、”ベンチマーク”は地図に例えることができます。
地図(ベンチマーク)で自社の現在地と目的地までの経路を示し、どのくらいの位置にいるかを確
認し、目的地(目標)に向かって進んでいくことで、効率的に目標達成に近づいていくことができる
のです。
商品やサービスに限らず、自分自身においても周囲の優れた事例に学び、常に前向きな気持ち
を大切にしながら自己成長に励んでいきたいと思います。
Sales Promotion Advisor T.SAITO
NEW
2024.12.19
普段スーパーで200円のリンゴを購入している人も、贈答品として購入する場合、2~3倍、あるいはそれ以上の価格で購入している。品質(等級)が違うものの価値に価格が見合えば、高い価格でも購入する。消費者が満足していれば良いのだ。
NEW
2024.12.02
「ターゲットを若返らせたいから、チラシのデザインを若い人向けにしてほしい」
「折り込みチラシを打ったが、今年は集客がイマイチだった…」
印刷会社だったFLOTには、よくこのようなご相談をいただきます。
2024.11.16
FLOTでは、ソリューションサービスの一つ、中小企業向けトータールブランディングのサービス内容を見直し、この度名称も「+BRANDING(プラス・ブランディング)」と新たにし、サービス内容を全面リニューアルいたしました。
2024.10.23
最近はよく、販促物にも自前で撮影したお写真が気軽に使用されているのを目にします。
今では誰もが簡単にスマホなどで写真が撮れるので、気軽に利用できますよね。
その時に、あ〜、残念だなぁ……と思うことが多々あります。