企業や各団体の広報用ツールとして、記者会見で登場するロゴ入りの「バックパネル(バックボード)」。最近はリモート会議でも、自宅や事務所の背景を隠す目的でバックパネルを見かけるようになりました。というわけで、弊社でも作ってみました。
昔から記者会見で見かけるお馴染みの「市松模様」。市松模様には、その柄が上下左右どこまでも途切れることなく繋がることから「繁栄」の意味を持ち、企業には縁起のよい柄です。また、会見で人の顔がアップになった時に、どの場所に立っても程よくロゴが画面に入るという視覚効果もあります。
まず、市松模様のバックパネルを田宮印刷&フロットどちらでも使えるもので作ってみました。カラーは、コーポレートカラーから一色。ロゴに使っている紺で展開してみました。なかなかカッコいいですね。紺色から、誠実さや潔さを感じます。ただ、コントラストが強すぎて長く見ていると疲れます…。
では、ソフトな印象を与えるため、円とグレーで繰り返し模様を作ってみました。無彩色の明るいグレーはコーポレートカラーに関わらず使える万能カラーです。このデザインは北欧のテキスタイルみたいでちょっとお洒落ですね。
もう一つ、フロットのオリジナリティを強く表現するため、WEBデザインで使用しているオリジナルのイラストを配してみました。WEBでは白地なのですが、ここではグレイッシュブルーで山並みと空を表現し「東北の風景」を加味。抜け感のある好印象になりました。ロゴは邪魔にならない場所に一つだけにし、当社のWEBサイトに飛ぶQRコードもつけてみます。
企業ブランディングの一環として、ロゴ、web、看板、名刺・・・などアウターのデザインを整えるのですが、これからはこのバックパネルも「らしさ」を演出する効果的なアイテムになっていくかもしれませんね。
●Zoomで使用するポイントを少しまとめてみました。
・カメラに複数人で入る場合には不向き(カメラの正面に一人で参加する時に利用可)
・jpeg.やpng.などの画像データ(横位置)を準備
・zoomに繋がった状態で設定する場合
PC版 左下のビデオマーク→バーチャル背景を選択→背景に追加(+ボタン)して使用
iPad 右上「詳細」→背景とフィルター→背景に追加(+ボタン)して使用
・事前の設定する場合(サインイン必要)
PC版 右上の設定マーク→背景とフィルター→背景に追加(+ボタン)して使用
(iPadは事前の設定が不明です)
・自分に「反転」して見えていれば、相手には正しく見えています(ミラーリングボタンで調整)
※機種やバージョンで設定できない場合もあるのでお調べください。
Brand Control Adviser K.IGARASHI
NEW
2022.04.28
日本各地に流通している農産品や食品には、他の地域の同種の産品との差別化・高付加価値化により、産品の名前そのものに価値が認められている「ブランド産品」と呼ばれるものが多く存在します。
2022.03.10
みなさんはデザインを作りたい時、最初に何を考えますか?それは見た目や色、好みでしょうか?
私たちのデザインは違います。
制作をする際、必ず最初に確認することがあります。
それはターゲット(誰に伝えたいか)と目的(認知、周知、興味、購買、集客等)です。ターゲットや目的を明確にすることで、適した情報の精査(情報整理)ができ、ターゲットの立場に立つことで、どうすれば情報を受け取りやすいのかを考えることができます。
ターゲットに寄り添ってデザインすることで、より伝わりやすいものを作ることができます。
2022.03.02
企業や各団体の広報用ツールとして、記者会見で登場するロゴ入りの「バックパネル(バックボード)」。最近はリモート会議でも、自宅や事務所の背景を隠す目的でバックパネルを見かけるようになりました。というわけで、弊社でも作ってみました。
2022.01.20
私の子どもの頃の夢はマンガ家になることでした。暇さえあればマンガばかり描いていて、紙だけでは飽き足らず、居間にある茶箪笥の硝子戸や近所のブロック塀、アスファルトの道路等、あらゆる所に落書きをしては怒られた覚えがあります。とにかく描くことが好きで、それは現在も変わっていません。
先日、大好きだったというより自分の人生に大きな影響を与えてくれたマンガ家、水島新司先生が亡くなりました。「ドカベン」や「あぶさん」「野球狂の詩」等、世代を超えて親しまれた名作を生みだした方です。水島先生以前の野球マンガといえば、魔球を操る人間離れした能力を持つピッチャーと天才的なバッターが戦国時代の一騎打ちのように戦うみたいな、ある意味格闘技かSF的ともいえる作品が多かったと思います。野球は9人でやるのに主役とライバル以外はその他大勢という感じ・・・。それはそれで子どもの頃は楽しんで見ていたのですが、水島先生の作品が登場してからは本当の意味で野球というものの素晴らしさや面白さを理解できたように思います。特にスポーツにおいての団体競技の場合、1人か2人の天才の力だけでは勝つことは中々難しいといえます。様々な個性が協力し合って、それが機能してこそ上手くいくわけです。私たちの仕事も様々な分野のスペシャリストがいて、それらの個性が最大限に発揮され融合した時に良い作品が生み出されるという、団体競技にとても近いものがあると思います。
水島先生の作品で自分がデザインの道に進むきっかけのひとつになったことは間違いないし、仕事をする上での心構えや人間関係等、沢山のことを学ばせていただきました。
後で知ったことですが、作品は想像だけで描いていたわけでなく、自ら野球場に足を運び選手や裏方である職員の方たちにも丁寧な取材を行ってから作っていたそうです。だからこそ説得力のある作品になるわけですよね。デザインの仕事も同様で、綿密な準備とプロセスを経ることでクライアントに喜んでいただけるものができるのだといえます。
水島先生の訃報を知って、久々に本棚から昔のファイルを引っ張り出して見てみたら、学生時代に模写したものが数枚残っていて、とても懐かしさが込み上げてきました。
最後に、叶わない希望ですが大谷選手vs山田太郎や岩鬼、殿馬とかワクワクするような対戦を、もう一度先生の作品で見たかったなぁ。
水島先生本当にありがとうございました!
アートディレクター T.KUDO
*写真は、筆者が学生の頃に模写した水島先生の作品。
2021.12.01
最近、仕事をしながら小学生時代の記憶が幾度とフラッシュバックする事がある。
それは、学級新聞委員会でクラス内の問題をメンバーで話合い、記事を練っているシーンだ。
何か今の仕事内容と近い感覚で、不思議な感じになる。