Works

社員全員で次の世代へと大きな一歩を踏み出す「One OKAWAプロジェクト」
(インナーブランディング_事例)

[課題解決事例概要]

クライアント名 大川工業株式会社 様(宮城県富谷市)
WEBサイト https://www.okawakogyo.co.jp
案件 コーポレートサイト、インナーブランディング
課題 社員の一体感の醸成〜企業ブランド、情報発信基盤の構築
背景 宮城県富谷市を拠点に県内の土木工事業を展開している大川工業株式会社は、地域に密着し、「高い機動力」「確かな施工」「強固な組織力」という強みを魅力に、地元富谷市や宮城県の地域において、高い信頼性を積み上げてきました。このような中、大川社長は採用活動を視野に入れた際に自社の組織づくりに未着手の部分が多くあることに気づき、企業イメージの構築や社内の一体感の醸成、広報基盤の構築を目指したブランディング・プロジェクトがスタートすることになりました。
提供ソリューション 5seetsに基づいたトップヒアリング、社員印象アンケート、ブランドピラミッド構築(ブランドコンセプト構築含む)、コーポレートスローガン開発・設定(コーポレートメッセージ開発・設定含む)、コーポレートカラー設定、コーポレートサイト構築
プロジェクト期間 インナーブランディング:2023年10月〜2024年3月
コーポレートスローガン:2024年2月〜3月
コーポレートサイト:2024年8月〜2025年2月

[課題解決アプローチ]

①トップヒアリング〜社内印象アンケートの実施
社員全員が、自分たちが所属する大川工業という企業および自分たちが携わる仕事に対して、 誇りと使命感を持ち、 社員全員で次の世代の大川工業へと大きな一歩を踏み出せるような状態を目指し、社員が一つになる(One team)、地域と一つになる(One team)そしてお客様・地域にとっての一番になる(No.One)ために、その一歩(One step)を踏み出すプロジェクトとして「One OKAWAプロジェクト」が立ち上がりました。
まずは、キックオフに向けて「+ブランディング」の課題解決アプローチに基づき、5sheetsを活用した「トップヒアリング」および、全社員に対する「社内印象アンケート」を実施。企業の基本情報をはじめ、経営者と社員の両視点から、現在の大川工業の企業状況の把握に努めました。

②講義・ワークショップ実施〜ブランドコンセプト完成
「One OKAWAプロジェクト」では主に、プロジェクト・キックオフを含めて全6回の講義・ワークショップを実施(月1回ペース)。プロジェクトメンバーは、社長を含めた次世代を担う中堅社員で構成されました。毎回、職種や役職に囚われることなくメンバーの率直な想いや意見を出し合い、それを丁寧に集約しながら、ブランドピラミッドの土台を積み上げていきました。最終的に「Build the Future.」というブランドコンセプトを導き出し、社員全員でブランドピラミッドを完成させました。

③コーポレートスローガン開発・設定
企業の考え方や想い・めざしたい方向・ありたい姿などを、一言に凝縮して発信していくコーポレートスローガンは、プロジェクトを運営・サポートしてきた弊社側から、アイデアを複数案提案しました。それを受けて、まずはプロジェクトメンバーで話し合い絞り込みをした上で、全社員参加の社内検討会で選定案をプレゼンテーション。最終的に社長を含めた全社員投票を行い、「⼤切な⼈のための、技術でありたい。」という大川工業のコーポレートスローガンが完成しました。

④コーポレートカラー設定
コーポレートスローガン完成後の第2フェーズでは、今後企業の情報を発信していくにあたり、まずは未整備だったコーポレートカラーの設定に取り組みました。全社員参加のワークショップを開催し、最初に色についての講義を行った上で、3チームに分かれて自社を表す色を検討、発表していただきました。後日、チームで決めた色を集約したコーポレートカラーを弊社よりご提案し、何度かカラーの微調整を繰り返した後に、多様性、誠実さ、信用と信頼に応える大川工業を表現する「One OKAWA ブルーグリーン」に決定しました。

⑤コーポレートサイト構築
大川工業の情報発信の起点となるプラットフォームとして、企業情報から事業内容、施工事例、採用情報までを網羅したフルスペック仕様のコーポレートサイトを提案しました。建設機械での土木作業を中心とした紹介ではなく、富谷市を中心とした地域の人々の暮らす町並みや風景の美しい写真を通して、大川工業が長年守り続けてきたインフラ整備への想いや誇りを伝えるサイトに仕上げました。また、今後力を入れていく事業「一般家庭、企業・店舗向け工事」や採用情報のページを設けることで、情報発信の基盤を整えることができました。
 


大川工業株式会社のみなさん


わたしたちブランドコントロールアドバイザーが
お手伝いしました。

斎藤健 岡田健也 佐藤希和