Works

将来を見据えた新しい店舗を!
100年を超える老舗菓子店のブランディング。

[課題解決事例概要]

クライアント名 菓子工房COCOイズミヤ様
WEBサイト https://www.cocoizumiya.com
ECサイト https://cocoizumiya.stores.jp
Facebook https://www.facebook.com/cocoizumiya
Instagram https://www.instagram.com/cocodecachette/
課題 新店舗移転に向けたインナーブランディング
背景 山形県置賜の高畠町で創業100年を超え地域に愛されてきたココイズミヤ。県内共通の課題である人口減少は、この置賜地方、高畠も避けられない状況となっています。それでも、ずっと地元に根ざしたいと考え同じ高畠で店舗移転リニューアルを計画。新しい店づくりを、次世代メンバーと一緒に考えたいという意向で2019年にご相談を受け、インナーブランディングを行う事となりました。
提供ソリューション

【第1フェーズ】

経営者ヒアリング、社内印象アンケート、お客様アンケートと分析、ビジョン会議6回運営(競合調査ワークと分析、現在ペルソナ確認・未来ペルソナ設定、ブランドピラミッド作成)、各種ツール展開案

【第2フェーズ】

ビジョン会議6回運営(幹部)、ショップカラー設定(ベース&シーズン)、SNS用撮影レクチャー、チラシフォーマット、WEBリニューアル

【第3フェーズ】

ロゴマーク開発、新店舗オープンツールデザイン(告知チラシ、ショップカード、包装紙)

プロジェクト期間

第1フェーズ:2019年1月〜8月、第2フェーズ:2020年6月〜11月、第3フェーズ:2023年12月〜2024年3月

[課題解決アプローチ]

第1フェーズは、全てのビジョン会議を全社員対象に実施。講義によるブランディングの理解からはじめ、現在のお客様はどんな人かをPOSデータを元に分析。また、競合はどの店で具体的に何が自社と違うのかを直接訪問し観察しました。次に、将来のお客様についてイメージを膨らませ、ペルソナを作成。その方にどんな価値を提供する店になりたいか、講義とワークを通してブランドコンセプトの決定まで行いました。

第2フェーズは、幹部メンバーとのビジョン会議。店舗や各種ツールのベースとなるショップカラーの設定、WEBのリニューアルなどアウターブランディングの構築を行いました。また、チラシデザインのフォーマット化、SNSをレベルアップする為の撮影レクチャーなど、自社で広報を完結できるような方策を実施しました。

第3フェーズは、新しい店舗の完成イメージを共有し、ネーミング開発のサポートやロゴマークデザインのご提案。オープン日から逆算して告知の検討を行い、メッセージ型のチラシ、拡散型のショップカードを作成しました。

そして2024年4月。ブランドコンセプト「心がふれあい、身体が満ち足りるひととき」が形になった新店舗がオープンし約5年に渡るブランディングプロジェクトのゴールとなりました。この間にスタッフが増えて組織化が進み、マルシェやキッチンカーなどコミュニケーションの輪も大きく広がって、高畠の人気店として益々成長されています。

[新店舗VIツール制作のポイント]
ツール制作にあたっては「ココイズミヤらしさ」を表現する要素として、あたたかみややわらかさ、ナチュラルで自然体な雰囲気が感じられることを特に重視しました。また、ブランドコンセプト決定後の移転前の段階から、VIに則って各種ツールを切り替えていきたいとのご希望を受け、現状のツールを整理した上で旧店舗・新店舗のどちらでも使える表現で、資材に大きな無駄が出ないようにも工夫しました。ツールとしては、包装紙やショップカード、ギフト箱用の帯紙、紙タグ、シールなどを制作しました。

[ロゴコンセプト]

お店の特徴的な三角屋根と建物を取り囲む四季折々の自然豊かな様子を、シンボリックにロゴに取り入れました。ロゴタイプは流れるような筆記体で、ナチュラルで自然体な「Coco de Cachette」のイメージを表現しています。



わたしたちブランドコントロールアドバイザーが
お手伝いしました。

佐藤希和  五十嵐久仁子