Works

既存サービスを次の事業の柱にすべく、
全社一丸となり
本格的なサービス化に挑む。
(サービスデザイン_事例)

[課題解決事例概要]

クライアント名 税理士法人 青木&パートナーズ 様(宮城県仙台市)
WEBサイト https://miraikaikei.aoki-p.co.jp/
Facebook https://www.facebook.com/aoki.and.partnars/
Instagram https://www.instagram.com/aoki.and.partners/
課題 既存サービスのサービス概要・内容の整理〜サービス名開発〜サービス発信基盤の構築
背景

宮城県仙台市を拠点に事業展開する税理士法人 青木&パートナーズ様は、税務・会計をベースに、他の士業・提携企業と密に連携しながら、スピーディーかつ的確な提案で関与先である多くの中小企業の黒字経営をサポートしつづけるワンストップ型の総合事務所です。

青木&パートナーズ様の2025年の戦略マップでは、関与先である顧客に対する「黒字化への貢献」「顧客満足の向上」という目標が掲げられ、経営計画の策定と実行に特化した経営・財務領域を支援する「MAS監査サービス(Management Advisory Service)」のサービス強化が急務でした。

近い将来「MAS監査サービス」を、税務・会計事業に並ぶ主力事業へと成長させていこうと構想する青木宏之代表社員・内出琢也代表社員の熱い想いに、フロットのサービスデザイン・チーム&ブランディング・チームが呼応する形で、サービスサイト構築〜サービスリリースまでを見据えたサービスデザイン・プロジェクトがスタートしました。
提供ソリューション 経営者ヒアリング、プロジェクト開発、サービスデザイン(サービスデザインシートに基づいたサービスの特徴づけ〜顧客理解〜サービス概要・詳細の設定)、サービス名開発向け講義・ワークショップ、サービスサイト構築
プロジェクト期間

経営者ヒアリング〜プロジェクト開発:2024年6月〜7月

サービスデザイン:2024年7月上旬〜中下旬

サービス内容の社内共有〜サービス名開発向け講義・ワークショップ〜サービス名決定:2024年7月下旬〜8月下旬

サービスロゴ構築〜サービスサイト構築〜リリース:2024年9月上旬〜12月上旬

[課題解決アプローチ]

①経営者ヒアリング〜プロジェクト開発
青木宏之代表社員・内出琢也代表社員から、「MAS監査サービス」の現状・課題、そして事業における位置づけ・将来的なサービス展開、ビジョンなどを丁寧かつ多角的にヒアリングを重ね、「MAS監査チームが中心となりながら、全社的な取り組みとして、「MAS監査サービス」のサービス自体の強化と発信の強化を推進し、税務事業に続く主事業化をめざす。」という目的を設定し、「一つのサービスの主事業化に向けて、社員全員が一体・一丸となり取り組む(最終的には、MAS監査チーム以外の社員もサービス提案ができるようになる)」という組織としてのチャレンジを盛り込んだ全社的なプロジェクトを開発。MAS監査チームをはじめ全社員が関与する5カ月間の一大プロジェクトをスタートさせました。


②サービスデザイン
フロットが準備したサービスデザイン・シートに沿って、MAS監査チームが中心となり、MAS監査サービスの「サービス概要〜詳細」「特長・ポイント・強み(良さ・魅力)」「サービスに込められた想い」「サービス提供フロー」「サービス想定ターゲットの具体化」「サービス利用中の中小企業経営者様の声」「各種付帯プログラム」の洗い出しを実行。「どんな課題を抱えている中小企業経営者のための」「どんなサービスで」「どんなメリットがあり」「中小企業の経営者様に何を実現していくのか」についてチーム内で総合的に認識を合致させる作業を行うことで、青木&パートナーズならではのMAS監査サービスとして、サービスデザインを行いました。


③サービス内容の社内共有〜サービス名開発向け講義・ワークショップ
7月最終日の月末会議に合わせて、ブラッシュアップしたMAS監査サービスを改めて全社に共有するイベントを開催。青木宏之代表社員からは、MAS監査サービスを税務・会計事業に並ぶ主力事業へと全社を上げて成長させていこうとする構想・ビジョンが発表され、続いてMAS監査サービスについての全社共有が行われました。
※MAS監査サービスの社内共有イベントでは、サービスに関する質疑応答も行われ、サービスに関する理解がより深まりました。また、当該イベントに併せて、フロットからはブランディングに関する講義が行われ、ブランディングの重要性について理解を深める良い機会となりました。

続いて8月最終日の月末会議に合わせて、MAS監査サービスのサービスデザインの最後の仕上げとなる「サービス名」の開発ワークショップを開催。今後自社の主力事業となるサービスのネーミングを考える行程は、社員の意識をサービスに向ける上で非常に効果的で、全社員にMAS監査サービスを自分ゴトとして捉えてもらう非常に良い機会となりました。
※ネーミングのワークショップでは、ネーミングに関する講義(ネーミングとは/ネーミング事例/ネーミングの方法等)を実施。講義〜ワークショップ、各チームからの発表までをパッケージとして実施しています。


④サービスロゴ構築〜サービスサイト構築〜リリース
9月上旬までにサービス名が、「未来会計 社長の夢かなえMAS」に決定し、サービスの旗印の役割を担うサービスロゴ構築と同時に、サービスを広く発信し集客するためのサービスサイトの構築をスタート。サービスデザイン・シートをもとに、MAS監査チームのみなさんと試行錯誤しながら、サイト構成やデザインを作り込み、11月下旬にサイトを完成させました。今回は、顧客をはじめ150名近くが集まる経営指針発表会において、青木&パートナーズが満を持してリリースする新サービスとしてお披露目が行われ、多くの顧客に新サービスとして印象づけることができました。




[ビジュアル コンセプト]
企業経営を、経営者にとっての果てしない航海に見立てて、経営・事業の舵を取る存在として経営者をしっかりと描き出し、そして、その航海に必要不可欠な羅針盤のような存在として、青木&パートナーズのMAS監査担当者を描いていこうと考えました。
次のステージへと進もうとする経営者、そして伴走し、後押しする青木&パートナーズのMAS監査担当者を、一つの世界観で描いた点も特長。船を一つの空間に見立てて、経営者と青木&パートナーズのMAS監査担当者がしっかりと向き合える、話し合えるというイメージ構築も図りました。


[イラスト コンセプト]
難しいと捉えられがちな中小企業の経営者向け支援サービスの内容を、経営者の方々へわかりやすく伝えていくことで、ストレスなく理解を深めてもらい、さらに親しみを持ってもらうために、イラストレーションをメインにした全体ビジュアルイメージづくりを実現したいと考えました。
ただし、経営者のみなさんにご利用いただくサービスだからこそ、親しみやすさを保持しながら、可愛らしさやポップさが出ないような表現の加減・バランスが必要なことから、オリジナルでイラストレーションを書き起こしています。

※イラストレーション構築で心がけたポイント
・親しみやすさに加えて、親近感が湧くようなリアルな経営者に近いイメージ。
・ターゲットは経営者であるものの、洗練されすぎず、渋くなりすぎず、落ち着いたイメージ。
・可愛らしさやポップさを、可能な限り排除。
・シルエットも、日本人らしさが出るように工夫(体型をデフォルメしない)。
・表情はあえて豊かにせず、シンプルなイラストの仕上げとする。


税理士法人 青木&パートナーズ
代表社員 青木宏之様(右)・代表社員 内出琢也様(左)