Works

市場のニーズを捉え、老舗企業の社名変更。全社一丸で「自社の価値」と向き合うブランディング、始動。

[課題解決事例概要]

クライアント名

株式会社フロット

WEBサイト

https://flot.co.jp

Facebook

https://www.facebook.com/profile.php?id=100057483308274

Instagram

https://www.instagram.com/flot_compost/

案件

社名変更に伴うインナーブランディング

課題

統合合併、社名変更に伴う社内外のネガティブイメージを抑え、ブランド力向上を目指したい

背景

山形県で1907年に創業した老舗の印刷会社である田宮印刷株式会社は、デジタル化や人口減少等による印刷物需要の減少はさらに加速するという市場変化を受け、2024年1月1日に、子会社である株式会社フロットを吸収合併、同時に社名から「印刷」を無くし、株式会社フロットと変更することとなった。長い歴史を経て「田宮印刷」は地域に浸透している。社名変更という大きな変革を経営にネガティブな影響を与える事なく、社員一丸となったブランド力向上の機会にしたい。

実行ソリューション

社内印象アンケート、お客様アンケート、協力会社様アンケート、インナーブランディングプロジェクト(管理職17名でブランドコンセプト作成)、社名の意味とロゴの再構築、WEBリニューアル、ステーショナリーツールリデザイン、ブランドムービー作成

プロジェクト期間

2023年6月〜2024年4月

[課題解決アプローチ]

インナーブランディングの目的設定:令和6年1月1日の合併による社名変更に向けて、新しいフロットの「らしさと強み」を再確認し、全メンバーを巻き込み一丸となって新たなスタートを切る。

●第1フェーズ 管理職17名によるワークショップ(7月〜10月:全4回)

 新しいフロットを牽引する管理職17名で「らしさと強み」を考え抜き、ブランドピラミッドを構築する。

 ・5月上旬 各部署朝礼でキックオフ インナーブランディングの主旨を説明

 ・5月中旬〜6月上旬 アンケート実施(社内・お客様・協力会社様)

 ・7月〜10月 月1回講義&ワークショップ(ブランドピラミッド構築)

●第2フェーズ 新しいロゴとFLOTの意味を考える(8月〜11月)

 ・8月中 FLOTの意味(旧Frontal Lobe of TAMIYA)に変わるものを全社公募

 ・9月上旬 管理職17名のワークショップにて、FLOTの意味全30案から8案に絞る

 ・10月上旬 新しいロゴ3案をデザイン部より提案

 ・10月中 管理職17名をリーダーとし全社を巻き込んだ17チームを結成、各チームにて「意味」と「ロゴ」を1案ずつ選定

 ・11月上旬 17チームによる選定案のプレゼン動画をyoutubeに限定公開し全社員による最終投票で決定

 

●第3フェーズ 社外へ向けた発信、リ・デザイン(11月〜4月)

 ・11月上旬 官報掲載のタイミングで取引先への通知、広告、TAGAYASU記事。「FLOT1907」のキャッチコピーで1907年創業の田宮印刷がフロットに社名変更する事を伝える

 ・12月中 各種ツールを新デザインに(ホームページ、年賀状、年始広告、オリジナルカレンダー、名刺、封筒、社章、ユニフォーム)

 ・2月中 ブランドムービー 新しいFLOTの意味(F+LOT)をテーマに、全社員それぞれのポジティブ「F」を集めて動画作成、TAGAYASUで公開

 ・4月中 社屋サインのリニューアル

[ロゴコンセプト]

和文書体:リュウミン、欧文書体:TimesNewRoman

明朝体は歴史と伝統のある印刷会社のルーツを想起させ、
書体はDTP黎明期から広く使われている普遍的だが設計の美しいフォントを選んでいます。誠実で王道の潔さ、知的でクリエイティブな印象を与えます。

(この他ゴシック系のロゴデザイン2種の提案がありましたが、全社員投票でこの案に決定しています)



わたしたちブランドコントロールアドバイザーが
お手伝いしました。

  斎藤健 岡田健也 佐藤希和 髙野紗世 前田晃 五十嵐久仁子